内臓トレーニング協会について

ご挨拶

理事長挨拶

当協会は、健康法「内臓トレーニング」の普及を目的に設立されました。この健康法は血液やリンパの流れを促し、神経の情報伝達機能の活性化を図ることにより、自然治癒力を高めるものです。

健康な人はより健康に、健康を害した人はもとの体に戻そうよとインターネットで呼びかけたところ大きな反響をいただき、協会本部のある静岡市には、糖尿病、腎臓病、パーキンソン病、多系統萎縮症、脳梗塞、リュウマチ等の体験希望者が全国津々浦々からおいでになります。

これは、内臓トレーニングが、血管細胞、神経細胞など細胞の活性化を図ることによって自然治癒力を高めるもので、臓器別に治療を行う現代医療と一線を画しており、病名を問わないからです。幸いにして、腎臓病のクレアチニン値が下がったり、パーキンソン病や多系統萎縮症の歩行障害や誤飲が改善したりするため、いわゆる難病の方々から高い評価をいただいております。

当協会は、内臓トレーニングを通して、健康な人がより健康になるよう働きかけると共に、難病患者さんや在宅介護のご老人の方々が、質の高い生活を送れるよう、諸症状の改善だけでなく、食事管理の指導、病気や生活上の悩み相談に乗るなどトータル支援を行っております。当協会の活動をご理解いただき、ご支援ご協力を賜りますようお願いいたします。


平成19年 吉日 
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理念

日本は高度成長期を経て、医療は日進月歩の発展を遂げました。医学研究を踏まえた高度な医療、全国至るところに設置された医療施設、国民全員が享受できる健康保険制度、どれ一つを取っても世界のトップ水準に達して今日に至りました。しかし、世界に誇る日本の医療も近年、医師不足や健康保険制度の破綻、極端に薬に偏る診療など様々な問題点が出てきました。

患者本位の診療という視点から見ると、慢性期の患者の孤立化もその一つでしょう。孤立化は、いわゆる難病と呼ばれる患者とその家族や在宅介護の家庭に典型的に現れております。原因としては、多忙を極める医師と十分な関わりが持てず病気への不安を膨らませたり、不治の病と診断されうつ病を併発したり、病状の進行により社会との交流を絶ってしまったり、介助者の老齢化など様々な要因が挙げられます。難病患者が絶望の淵から立ち上がり、将来を見つめて意欲的に闘病生活を送るには、長期的、客観的な観点から彼らを励まし支援する第三者が必要です。

当協会は、内臓トレーニングという健康法を開発しました。これは、薬に頼らず、血流を促進し、自律神経のバランスを整えたり、神経の情報伝達能力を活性化して、自然治癒力を高める健康法です。この健康法が幸いにしていわゆる難病患者や要介護の老人等のQOL(生活の質)を高めるのに効果があることが分かりました。以後、内臓トレーニングによる症状の改善、食事生活の指導、病気や生活上の悩みに対するカウンセリングなど難病患者を全面的に支援しております。

このように難病患者や在宅介護老人の支援を通じて、日本の医療制度を支え、急増する医療費の削減に貢献して行く所存です。

 

活動方針

Ⅰ 内臓トレーニング協会の活動方針
  1. 協会は、内臓トレーニングという健康法の普及を図る。
  2. 協会は、内臓トレーニングを通して、実践者が自らの病気を自ら管理し、生き甲斐を持って生活するための支援を行う。
  3. 協会は、実践者から寄せられる情報を集約して、腎臓病治療の最新情報を発信する。
  4. 協会の活動は、実践者の主治医が行う治療を補佐することを目的とする。
  5. 協会は、顧問医師をはじめ出来るだけ多くの医師と連携を図って活動を行う。
Ⅱ 内臓トレーニング協会の活動(平成28年4月現在)
  1. 正会員・準会員を対象に、健康セミナーを主宰する
  2. 正会員・準会員を対象に、健康教室を主宰する
  3. 正会員・準会員を対象に、協会機関紙「内臓トレーニング通信」を作成しホームページに掲載する
  4. 正会員を対象に、内臓トレーニングに関するフォローを行う
  5. 内臓トレーニングに関する本の出版を行う
  6. 内臓トレーニングのトレーナーを養成する
Ⅲ 協会の規約

第1章 総  則

 (名  称)
第1条  協会は、一般社団法人内臓トレーニング協会と称する。
 (名称の意味)
第2条 内臓トレーニングとは、自律神経の活性化と血流改善により、自然治癒力の向上を図る
    健康法である。
 (事 務 所)
第3条 協会は、事務所を静岡県静岡市駿河区西島620‐1に置く。

第2章 目的及び事業

 (目  的)
協会は、内臓トレーニングの開発及び普及を図る。
 (事  業)
第4条 協会は、前条の目的を達成するために、次の事業を行う。
   1 健康に関するトレーニング方法の研究及び開発
   2 健康に関するセミナーの開催
   3 前各号に付帯関連する一切の事業 

第3章 会  員

 (法人の構成員)
第5条 協会は次の会員を置く。
   ⑴ 正会員  当協会の目的及び事業に賛同して入会した個人
   ⑵ 準会員  当協会の目的に賛同して入会した個人
 (入  会)
第6条 正会員になろうとする者は、入会申込書を理事長に提出し、理事の過半数の承認を得な
    ければならない。
 (経費の負担)
第7条 正会員は、協会の定める入会金及び会費を納入しなければならない
        入会金    3.000円  会 費  年間3.000円
 (任意退会)
第8条  正会員は、協会に退会届を提出することにより、任意にいつでも退会することが
    できる。
 (除  名)
第9条  正会員が次のいずれかに該当するに至ったときは、当該会員を除名することができる。
   ⑴ この定款その他の規則に違反したとき
   ⑵ 協会の名誉を毀損し、又は目的に反する行為をしたとき
   ⑶ その他除名すべき正当な理由があるとき
 2 前項により、協会から除名されたときは、その会員に対し除名した旨を通知する。

 

 

顧問医師紹介

静岡トレーニングクリニック院長 
医学博士 廣岡 孝 (ひろおか たかし)

静岡トレーニングクリニック院長 医学博士 廣岡 孝先生

 私は、内臓トレーニングを西洋医学と東洋医学を合体した統合医療と位置付け、 クリニックの治療に取り入れています。内臓トレーニングは人間の身体の基本的なシステムを正常にしようとするもので、健康な人を更に健康にする健康法です。
 人間の体は60兆個という膨大な細胞からできているといわれています。その細胞1つ1つが血液循環によって新陳代謝を繰り返していますから、細胞に酸素と栄養が届かなくなると、意欲がなくなり、集中力が衰え、老化が進むなどの症状が出てきて、最後は病気になってしまいます。 ですから、脳をはじめ全身の細胞に酸素と栄養を届ける必要があります。その酸素と栄養を届けるのは血液です。
 健康を維持するために血液の流れを活性化することはきわめて大切です。内臓トレーニングは、ふくらはぎの筋肉運動で血液とリンパの流れを良くし、自律神経のバランスを整え、自然治癒力をつける方法として医学の理にかなった健康法といえます。
 私は、皆さんの健康維持のため、病気改善のために、内臓トレーニングをお勧めいたします。

経歴
平成2年3月 名古屋大学 医学部 卒業
平成7年11月 ワシントン大学(セントルイス)医学部研究員
以後 名古屋大学関連病院勤務を経て
平成22年4月 静岡トレーニングクリニック 院長
専門医等 所属学会等
日本人間ドック学会(専門医)
日本産科婦人科学会(専門医)
日本抗加齢医学会(専門医)
日本体育協会公認スポーツドクター
など多数
日本腎臓学会
日本透析医学会
日本東洋医学会
アメリカ内分泌学会
 
 

 

 内臓トレーニング考案者紹介

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内臓トレーニング考案者 望月みや子 腎臓病の新しい治療方法として内臓トレーニングをお勧めします

はじめまして、私は内臓トレーニングを考案した望月みや子といいます。このDVDをご覧いただくに当たって、内臓トレーニングを発想した経緯についてお話をしてみましょう。

かって、私も腎臓病を患った

私は1950年浜松に生まれ、現在は静岡市に住んで内臓トレーニングの普及を図っています。今から約40年前に腎盂腎炎を患い高熱と激しい腹痛・嘔吐に悩まされました。しかし、適切な治療を受けて10日ほどで完治しました。その時、医師からは腎臓が弱いから気をつけなさいと警告されました。その後知り合った2人の友人が透析を受けて不自由な生活を送っています。更に、現在は国民の8人に1人が腎臓病で苦しんでいることを知り、深く腎臓病について考えてみました。

腎臓病と向き合って生まれてきた3つの疑問

現代の医療は、病気が発症してから医師にかかり、器官・臓器ごとに治療を行っています。しかも治療は薬がすべてです。腎臓病を調べるうちに、私は三つの疑問を持ちました。

  • (1)病気が発症してからの治療で、完治できるのか。
  • (2)人間の身体は頭のてっぺんから足の爪先までひとつに繋がっている。器官・臓器は相互に協力し合って健康を保っている。器官・臓器ごとの治療でいいのか。
  • (3)薬がすべての治療法でよいのか。
この観点から腎臓病を調べて行く中で、私なりに考えて内臓トレーニングにたどり着きました。なお、全国の腎臓病患者さんからのアドバイスを受けて改良を重ねており、現在も進化の途中です。

疑問解消のための私なりの結論

  • (1)の疑問の結論:腎臓の細胞は40歳をすぎたころから老化が始まり、人にもよりますが 80~90歳くらいで寿命が尽きるといわれています。現在透析に入る患者さんのうち、最も多い年齢層は65~70歳です。透析にならないためには、老化の始まる初期の段階から手当てをする必要があります。もし間に合わないなら慢性腎臓病の初期の段階で手を打つ必要があります。
  • (2)の疑問の結論:腎臓は臓器から得た情報を自律神経に伝え、その指令を受けて臓器全体の管理をしているそうです。近年の研究では、人の寿命を決める臓器ともいわれています。臓器全体が弱ったからこそ腎臓が弱るので、各器官・臓器ごとではなく身体全体の機能を活性化することが大切です。
  • (3)の疑問の結論:腎臓病は不治の病といわれており、「腎臓病を治す薬はない」といわれています。理由は、一度腎臓が壊れると再生しないからです。だから一生を通じて腎臓を大切に使っていかなければなりません。腎臓を大切に使う方法が必要だと考えました。

 

4つの実践方法

内臓トレーニングでは、腎臓の老化を防ぎ、特に臓器全体を元気にし、臓器を管理する自律神経を元気にする方法を考案しました。そのために、電気生理学の神経を改善する治療法を参考にして以下のことを行います。

  • (1)全身の血液と生体電流の流れを活性化して60兆個の細胞を元気にすること。
  • (2)弱った臓器に直接刺激を加え、各臓器に新鮮な血液を送る。
  • (3)腎臓をコントロールしている自律神経の活動を活性化し、交感神経と副交感神経のバランスを整える。
  • (4)生きていくための源泉は食事にあります。腎臓を壊さないための食事を心がけ、腎臓の働きを一日でも長く保つ。
なお、食事療法はいくら厳しく制限しても、日々腎臓を使い続けるため透析を免れることは出来ません。したがって、食事療法は上記1.~4.の実践方法の補助と考えて取り組むこと。

   

民間療法ですが医学的な理論に基づいた健康法

一見すると難しいトレーニングのように思えますが、体内を流れている生体電流(脳波や心電図などでおなじみでしょう)を参考にして発明された低周波電流を利用することにより、スイッチ一つで簡単に取り組むことが出来ます
なお、内臓トレーニングは民間療法であり、いわゆる医学的なエビデンスはありません。しかし、内臓トレーニングを実践している患者さんたちからの報告により、腎臓病の症状改善と、クレアチニンの数値改善に有効であることは十分実証されています。
さらに、内臓トレーニングは、全身の生理機能を活性化する健康法であり、脳梗塞や、パーキンソン病、高血圧症、自律神経失調症などの方々も実践しており、好評を得ています。

 

 

協会の広報活動を紹介します

内臓トレーニングDVD資料を無料で提供しています

内臓トレーニングを少しでも理解していただきたく、 DVD資料を無料で提供しています。 DVDは「内臓トレーニング」の説明や実践例を収録したもので、腎臓病と協会のことを紹介する資料、「内臓トレーニング通信」最新号も同封しております。

※このDVDをご覧になって、何かの運動ができる、または「内臓トレーニング」を実践することが出来る内容ではありませんので、予めご了承ください。

内臓トレーニング通信の発行

腎臓病を患われて、辛い症状に悩まされている方、治らないと言われて気落ちされている方、どのようにサポートしたらよいか分からない家族の方々に、腎臓病に関る様々な情報を提供して、元気と勇気をお届けする情報誌です。

ダウンロードすると、最新号を無料でご覧いただけます。なお、バックナンバーもご覧いただくことも出来ますのでご利用ください。

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「腎臓病を自分でなおす」本の出版

広く、全国の腎臓病患者さんに内臓トレーニングをご理解いただくために出版いたしました。現在、同じタイトルの本をシリーズ化し2冊出版しています。 1冊目は、腎臓病に関する解説と内臓トレーニングの入門編、2冊目は、内臓トレーニング実践者の実践報告と、腎臓病との付き合い方に関して解説しています。病気の参考書として、読みやすく分かりやすいと大変高い評価を得ております。

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協会オリジナル低タンパク米の販売

2023年12月 販売終了

腎臓病の食事療法で欠かせないのが低たんぱく米です。ただ、特殊米のため値段が高いので、協会では少しでも安く提供できないかと努力してきました。このたび、腎臓病患者さんの支援をしている協会の活動に賛同した企業の協力で、協会独自の低タンパク米「がんばる米12分の1」が出来ました。

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健康雑誌の取材を受けました

「血流改善と自律神経の活性化によってクレアチニン値を下げる」。この考え方と方法は、腎臓病治療に一石を投じました。このため、多くのメディアから取材を受けてきました。今後とも、メディアの取材を通して更に内臓トレーニングの普及を図っていこうと思っています。

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